【プロフィール】
【医学部編入を目指したきっかけ】
幼少時から外科医への憧れがありましたが、他分野にも興味を抱いていたことと学力面を考慮し、大学受験では医学部医学科を諦める形で希望の総合大学に進学しました。大学3年時からは健康総合科学を専攻して医療周辺領域を学び、癌細胞の生化学的研究に取り組んできました。その過程で「臨床に根ざした医学研究をやりたい」という気持ちが芽生え、また外科医への憧れの再燃、東日本大震災後のボランティア活動、そこでの医師との出会いなどもあいまって、学士編入へのゆるぎない決意が固まりました。
【筆記試験対策全般】
【生命科学】
高校内容主体の出題がここ最近続いていたので、高校教科書傍用問題集(神保町の三省堂書店で購入)の演習を重視しました。完成シリーズの問題集も2周こなしましたが、実戦シリーズはざっと基礎知識をさらう程度に済ませました。
【化学】
高校の時まで一番の得意科目でしたが、大学内容の方はさっぱりだったので、① 高校内容で点を取りこぼさないこと、② 大学内容では最頻出分野で点を取れるようにすること の2つを目標としました。最初に『化学 I・II 重要問題集』(数研出版)の理論分野を解いて基礎を固め,無機・有機の知識を軽く確認しました。さらに『新・理系の化学問題 100 選』(駿台文庫)の理論分野 50 題程度を解いて大学受験の頃の実力と自信を取り戻しました。大学内容の学習には『ライフサイエンスの物理化学演習』(三共出版)を愛用しました。薬学生向けですが、具体的に数値計算させる問題が中心で、熱力学も基礎から学べるので、新潟大対策にはもっ てこいの演習書でした。また『わかる×わかった!量子化学』(オーム社)で量子化学の曖昧な点をすっきり解消できました。本番は対応できない問題が予想外に多かったですが、解ける問題から落ち着いて解き,対 応できないものは単位や与えられた数値から逆算したり、1点でも多く部分点を稼げるように思考過程をしっかり答案に残したりして、とにかく食らいつきました。
【数学】
出題範囲が広く、知っているか否かの段階で差がつきやすいので、特に「広く浅く」を意識して対策しました。数学III/C の内容を深く勉強し、大学内容については、過去問と何度もにらめっこして、必要な部分を慎重かつ徹底的に絞りました。