日本大学での医学英語セミナーの翌日は、品川にて激論会食に参加させていただきました。

参加者は、僕の課外活動のキーパーソンとも言える慶應大学精神科助教の女医さん、そのお友達(医師かつ弁護士の教授)、厚労省の役人さん(?)、研修医、弁護士、メディックメディア関係者などなど。

中華の円形テーブルを十数人で囲って、文字通り激論が繰り広げられました。
テーマは医事法制の日米比較に関する内容が多く、知識の足りない自分にはついていくのがかなり厳しかったですが、一つだけ光るものがありました。

隣にいらっしゃった方。Nプログラムで臨床留学され、現在米国で循環器内科のフェローをされている先生でした。激論会食のさなかでもプロフェッショナリズムがみなぎっていました。発言が常に質問に対して的確で、冷静で、論理的。批判や揶揄が飛び交う状況下ではもくもくと料理を食べて状況を見守っておられました。

ほんの5分程度でしたが、臨床留学に関するお話を直接伺うことができたので、耳をダンボ十万頭分くらいに(気持ち)広げました。

<お話のメモ>
・学生時代に3ヶ月Johns Hopkinsへ。現地の学生のプレゼンの上手さや、徹底したトレーニングが行われる現場に驚いた
・日本で4年目にチーフレジデント
・留学後半年くらいシステムの違いに困った
・手技ができると現地で一目置かれる 
・Nプログラムで重視されるものトップ5:①英語、②英語、③英語、④USMLEの点数、⑤人柄 (→STEP1の受験は早まるべからず!)
・レジデンシーにマッチするために重要なこと:① 知識をしっかり日本語で身につけた上での USMLE 高得点、②推薦状3通
・フェロー選考:
 足切り…Residencyを受けた場所、そこでの評価、試験の点数
 決め手…論文の数(先生はFirstとSecondで11本。レジデントの時に。最初は左も右もわからないから、良い指導者に付くことが大事) 
・日本に何を持ち帰るか?
 ① アメリカの方が進んでいる分野の知見(心不全◎、カテーテル△)
 ② 臨床研究、臨床試験をデザインして最初から自分で動かせるスキル
・質の高いトレーニング(フェローシップ)を受けることが臨床留学の大きな目的の一つだった


---
4年前期の僕は TOEFLとSTEP1のことしか頭になく、将来の目標を見失いかけました。米国での取り組み後は、将来の目標が鮮明になりましたが、今度は現時点での最優先課題が判断できなくなっていました。

そんな中、先生からいただいた的確なアドバイスは、今の自分に最適な軌道を与えてくれました。またこれから一気に突き進んで、実力を高めていきたいと思います!!


(追記)
☆臨床留学について知るための新しい2冊
いずれも、臨床留学を果たされた何十人もの先生の英知が結集しています!今回お話を聞かせていただいた循環器内科フェローは、後者の編集をされている先生でした。



米国医学留学のすべて
島田 悠一
日本医事新報社
2013-11-28







☆臨床留学や研究留学を実現された女性の先生方の体験記がまとめられた本もあります。後輩にお薦めしたらすごく喜んでくれました。