今回の見学では、先生との簡単な面接の時間も設けていただいたので、1枚半程度の自己紹介シートを英語で用意していました。(結果的に面接はなかったんですが…)

口頭で自分の伝えたいことを全て伝えられる自信がなかったですし、先生もご多忙の中時間を割いて下さったはずなので、シートに沿って効率よく進められるようにしておこうと思って。

将来いざ留学にチャレンジする際には Personal Statement を書くことになるので、その時に今回のシートをフル活用できるように、ということも見込みました。

本当に大切なチャンスなので、必要十分な内容で自分自身を最大限にアピールできるよう、自己紹介シートはとにかく完璧を目指しました。

これまで色々と張り巡らせてきたアイデアなどを総動員して原稿を作成し、イリノイで3人のネイティブの人にチェック&添削をしてもらいました。文法のミスや、大学受験の時のような稚拙な英作文が無きよう準備して臨みましたが、それでもオフィシャルな美しい文章に仕上がるまでには相当な書き換えが必要でした。

最初は映画製作関係の仕事をしている知人にお願いしました。ぎこちない文章を「ネイティブの大人な文章」にがらっと変えてくれました。

2人目は聴覚の研究をしている博士課程4年生。履歴書や自己推薦書の添削経験がかなり豊富で、彼にマンツーマンですいすい添削をしてもらえたことはとても幸運でした。よりインパクトのある表現や言い換えもいくつか提案していただき、面接のときのマナーや、教授にどういう質問をすると良いか、といった実践的なアドバイスももらいました。

最後は英語研修の担任の先生に最終チェックをお願いしました。いつも相談に乗って下さったり、励まして下さる、とても心強い先生です。

出発前日に完成バージョンが仕上がりました。
自分なりにやりきった感があったので、完成後はちょっと気持ちが緩みましたが…



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文章で箇条書き

①経歴
・以前の大学の専攻
・そこで1年以上のラボ経験があること
・学士編入で医学部に入ったこと
・現在のGPA

②なぜ将来アメリカに来たいのか
・ロールモデル
・高い目標設定

③なぜここのラボで研究したいのか
・基礎研究なのに臨床の課題克服にダイレクトに貢献できる
・教育方針

④将来のプラン
・卒後少なくとも3年間日本で経験を積んでからアメリカに来たい
・現在は臨床と研究の両方に興味があり、そのうち研究で興味のあるテーマは、癌の転移、臨床的に深刻な感染症、再生医学的アプローチによる3次元臓器の構築
・5年の終わりまでの目標(アメリカで基礎配に取り組むこと/step1で高得点をとること/米国で臨床実習の経験を積むこと)
・4年夏までの目標(英語力を磨いてTOEFL100を越えること/ハリソン内科学を読破すること/茶道で精進すること)