良いスコアではなかったので、高得点を目指される方にはあまり参考にならず、恐縮です。
<スコア>
Step 1 226 (Mean 230, SD 20, Border 192)
Step 2 CK 235 (Mean 244, SD 17, Border 209)
<持ち物>
① Scheduling permit
② パスポート
* プロメトリックの確認画面や直前にもらう案内メールのプリントアウトも持って行きましたが、提示する機会はありませんでした。
<受験に際して>
・試験は朝9時〜18時ごろまで。Step 1 よりも長期戦でしたが、いざ受けてみると、逆にStep1 の時よりも楽に感じられました。やはり一度経験して慣れているのが大きかったと思います。
・耳栓の持ち込みはOKでした。受験ブースに置いてある黄色いヘッドフォン型遮音機も使えます。
・ティッシュは持ち込めませんでした。スタッフに申し出て2枚ごとにもらうシステムでした。
・入室のたびに毎回画面上で11桁?のコードを入力する必要がありますが、その時間はトータルの試験時間にカウントされていなかったような気がしました。
・休憩の際、トイレまでの行き帰りで飲食すると効率的だと思いました。僕は当時ヤングドーナツ(4個入り)にハマっていたため、当日も、トイレの行き帰りで毎回ドーナツを2個ずつ頬張っていました。
・ブロック間の各休憩に長短をつけてもいいと思いますが、がっつり昼食の時間をとると次のブロックで眠くなるかもしれないため、僕は複数の休憩時間で食事を均一に摂っていました。おはし、スプーンを使わなくていいもの(eg. 巻き寿司やサンドイッチ)を主体に、甘いものとしょっぱいものもバランスよく準備していました。
<対策に際して>
・UWORLDに関しては、Qbankだけでなく模試も対策に必須でした。試験直前に復習した模試の内容が本番でいくつか問われました。僕の模試のスコアは240と222でした。
・本番の問題は質感的にほぼUWORLDと同等でした。強いて違いを挙げるとすれば、全文を読まなくても解ける問題がUWORLDより若干多い印象でした。例えば、長い症例文の後に「○○と診断された。この疾患によりリスクが上がるのは?」のようなタイプです。やはり(最初と)最後の1(〜数)文や選択肢にまず目を通すのが得策です。
・病態の機序をとう問題も時々出てくるので、Step 1の知識もある程度残っていたほうがいいですが、CKの対策時にもFirst Aid Step 1を見返す機会が多々あり、対応に苦戦することは少なかったです。
・公式サンプル問題も解いた方がいいです(解説はないですが)。そっくりの問題が出るかもしれません。
<個人的な振り返り>
僕は本番の1週間前までにすでにUWORLDを2周解き終えていましたが、直前の1週間でさらにQbankを全問解き直しました。ほとんど正解できる問題集を解き直しても新しい知識は増えないですが、自分自身の課題は「いま持っている知識で解ける問題をいかに取りこぼしなく取れるか」だと感じていたので、あえて解き直しに徹しました。
本番前の一週間は、模試も含め、毎日朝から晩まで400-600問解いていました。発狂しそうになりましたが(笑)、問題を解くスピードや形式感覚が体に染み付いた状態で本番を迎えられたので、当日もスムーズに解き進められました。
USMLE Step 1 や 2 CK では知識を増やすのも大事ですが、それを点数に反映させられないと意味がないので、教科書の通読よりも問題演習の方がやはり重要だと思います。
例えば、
・ 30代で黄疸+DMがあったら→→→瞬時にヘモクロマトーシスを想定する
・近位筋優位の筋力低下があったら→→→甲状腺マーカーをしっかり確認する
といったような思考回路を身につけるには、やはりテキストの通読だけではなかなか難しく、演習を通じて鍛えるプロセスが少なくとも自分には欠かせませんでした。
使用した問題集などについて、また機会があれば書きたいと思います。